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大地の恵みを
茶の間へ
昔も今もお菓子文化を
支える「あん」
日本で餡(あん)の歴史は古く、遣隋使が大陸と交流した7世紀頃より始まる、との説があります。以来、創意工夫が加えられ、今のような餡が登場するのは室町時代。江戸時代には大福餅やおはぎなど、代表的な和菓子が創作されました。
鹿児島でも華やかな菓子文化が栄え、その立役者として餡は人々に愛されています。壽屋製餡所は地元老舗店として85年間、のれんを守り続けています。
薬としても使われた「あん」
古くから「産後の肥立ちの悪い女性には小豆粥がよい」「脚気に効く」「血液や心臓によい」と言われてきました。小豆に含まれるサポニンには、お産の時にできる血栓を溶かす作用があることが知られます。ビタミンB1、鉄分や各種ミネラルを含んでおり、餡は手軽に摂れる食材として、その薬効も期待されます。
栄養バランスについて
餡の原料となる小豆やインゲン豆は、ヘルシー食品。血中コレステロールを下げる効果が期待されるリノール酸・リノレン酸、老化予防のビタミンEのほか、代謝を活発にするビタミンB2、皮膚や血液の健康にも影響するビタミンB6、タンパク質、カルシウム、脂肪などをバランスよく含みます。
「あん」と美容について
豆類は、食物繊維を多く含む食材の1つ。胃腸の働きを助け、便秘を防ぎ、病気の予防にも役立つと言われます。また便秘は美容の大敵。餡を使ったお菓子は、一般的にクリームなどで甘みを取るお菓子より低カロリーと言われ、ヘルシー志向の嗜好品として変わらぬ人気を誇っています。
(出典:日本製餡協同組合連合会編「AN おいしい・ヘルシー あんアラカルト」)