会社案内

会社概要

称号
有限会社 壽屋製餡所
所在地
鹿児島県鹿児島市新栄町4-19
連絡先
TEL 099-254-1048
FAX 099-256-7801
創立
昭和11年11月3日
資本金
1,000万円
代表者
迫田 晃司
従業員
21名
営業種目
生餡・赤生餡・白生餡・粉立餡各種・練餡・製菓用・製パン用
たい焼き用・洋菓子用・喫茶用・冷菓用・かのこ豆・菓子
上棟餅・誕生餅・鏡餅

沿革

昭和11年
創業者 迫田章義が個人経営で製餡所を開始
昭和28年
組織を法人とし(有)迫田製餡所を設立
昭和29年
鹿児島市上之園町9-15に移転
(有)壽屋製餡所に社名変更
昭和34年
食品衛生優良施設工場として厚生大臣賞受賞
昭和36年
鹿児島市新栄町4-19 南港工場新設
昭和39年
練餡の施設を設備始動
昭和46年
本社を新栄町に全面移転
昭和50年
排水処理施設を完備
昭和58年
かのこ豆・アイスキャンディー施設を新設
平成5年
鉄筋コンクリート建完成 新館生産設備始動
平成10年
あんを楽しむお菓子処「あん楽」をオープン

代表者挨拶

  • 鹿児島・沖縄300社と信頼の絆

壽屋製餡所は鹿児島・沖縄県を中心に和・洋菓子店、製パン業、問屋など約300社へ、業務用の餡製品をお届けしています。


弊社では菓子店の始業時刻に合わせ、出来立ての餡を送り届けるのが古くからの習わしです。

朝5時、気温・湿度を確かめながら、職人が2時間かけて豆を炊き、生餡や練り餡に仕上げます。

  • 鹿児島の和菓子文化の支柱として

日本人は古来、餡を愛し育くんできました。
農作業の合間や家庭・職場で、甘味とお茶でひと息入れる風習に、欠かせない存在です。


鹿児島の菓子文化の中心を担ったのも餡です。
郷土を代表する銘菓は「かるかんまんじゅう」「伊集院まんじゅう」「加治木まんじゅう」。
子供の成長を祝う5月の節句には「木目かん」「小豆かん」「高麗餅」が祝いの膳に添えられます。
弊社の餡を使った家庭の味が、親から子へ今も伝えられています。

  • 創業者は祖父。手間暇惜しまず85年

祖父・迫田章義は鹿児島市で製造方法を学んだ後、1936(昭和11)年に小さな製造所を立ち上げました。

夫婦で薪を集め、釜で煮上げてジャッキで絞るーそれは素材と会話するように、手間暇惜しまず、真心込めて作り上げる製法です。


物資難の折は、祖父や父・英介が原料を求め国内各地の生産者を訪ねたと聞きます。
昭和40年代に生産量がピークを迎え、従業員とともに早朝から深夜まで作業を続けました。

  • 最良の素材、妥協ない製法を継承

創業85年を迎える現在は、地産地消の取り組みも進めつつ、信頼寄せる豆問屋を通し、世界各地から素材を手に入れています。

小豆の最高級は「赤いダイヤ」とも言われる北海道産。
風味も照りも格別の逸品に炊き上がります。

砂糖もザラメ、和三盆、グラニュー糖、黒糖、水あめなどを用途で使い分け、製品は80種以上に増えました。

機械化・効率化が進んだ今も、製造に妥協はしません。
冬は肌を刺す井戸水、夏は室温40度に上る暑さとの勝負。
ただ鹿児島市内に数多くあった製餡所は次第に消え、今はわずかとなりました。

  • 洋の素材とコラボ。菓子職人として新たな挑戦

餡は、洋菓子に使われるバター・チーズや生クリーム、パイ生地や、栗・芋・レモンなど果物とも相性がいい素材です。
全国の製パン店や洋菓子店、喫茶店が新感覚のコラボ商品を生む中、弊社もお取引先様とアイデアを練り、新製品作りを重ねています。


さらに本社工場敷地に、アンテナショップ「菓子処 あん楽」を1998(平成10)年にオープン。
あんを楽しむスタッフ一丸となり、「ラムレーズンどら焼き」「塩レモンパイ」「イチゴ餅パイ」など創作和洋菓子に挑戦しています。

  • 見て・食べて・話して…3度の笑顔をお届け

「あん楽」を訪れるお客様は「店頭で見て選び」「味わい」「おいしかったと語り合う」そのたびに笑顔になると言われます。
3度の笑顔が、私たちの喜びです。

近年の健康志向を追い風に、未来・世界へ餡の可能性を拡げていきたいと願います。
時代が求める味を愚直に追い求め、努力の日々。

ぜひ一度、壽屋の餡をご賞味ください。

代表取締役 迫田 晃司